230831 北山宏光さんへ

 

 

ついに、この日がやってきてしまいましたね。

 

 

発表されてからの約3ヶ月間、未だに現実を受け入れたくない気持ちと、Kis-My-Ft2として、ジャニーズ事務所所属のタレントとしての最後の瞬間まで見届けなくてはならないという強い使命感みたいなもので日々を送っていました。

 

 

北山さんへ2度目のお手紙を書きました。

1度目は確か2019年の誕生日の時。そのずっと前から応援していたのに、自分のあまりの語彙力の無さと文章力の無さを言い訳にしてこの時が人生初のファンレターを送った日になりました。

いま思えば、なんでもっと私は自分の思いを直接届ける努力をしようとしなかったのだろうと後悔の念が押し寄せています。

あの時は確か、あの年のツアーで披露していたドンワナの衝撃度が強くて、やっぱり私は北山さんの生み出すエンターテインメントが1番好きだ!と再確信して、それをどうしても伝えたくて誕生日の時に送ったんだっけな。

 

 

ファンレターにも少し書いたけど、私がアイドルという存在に対してCDを買ったり、FCに入会したり、ライブに足を運んだり………アイドルオタク人生を歩み始めたきっかけが北山さんです。

厳密にいえばその前から嵐とかSMAPとか見てたけど、自分から進んでお金を使って情報を追うようになったのは北山さんです。

 

 

北山さんが、私の人生をいい意味で狂わせてくれたんだよ。

 

 

おおよそ20年間、本当にお疲れ様でした。

私はそのたった一部分しか受け取ることができなかったけど、この時間がものすごく大切で、愛おしくて、かけがえのないものでした。

何だか、ジャニーズを辞めるというだけなのに、全てが過去形になってしまうのは本当に切ないね。

 

 

ここからは、ファンレターでは書けなかった私の率直な思いとか考えを書いていこうと思います。

でも最初に言っておくと、私は元気だよ!!!!

 

 

 

 

正直、発表を聞いた時は驚きとショックとちょっとしたやっぱりそうなのか〜を感じた。

やっぱりそうなのか〜は、正式発表前からまことにしやかに噂が流れていたのでそれを受けての感想です。

 

キスマイをいつだって1番に考えて動く人が、その元を離れていくということ。

多分北山さん自身もそれがどういう影響をもたらすのか分かっていて、全て考えた上での決断なのだと、そう自分に言い聞かせるしかなくて。

とはいえ、そんな未来を予想だにしていなかったのでやっぱり悲しくて。めっちゃ泣いた。本当に泣いた。翌日は大事な予定があったし、しくじりは許せない場だったから情緒乱れたし。

 

何だか心が空っぽになった。

9月にはポジションが1つ空くんだ。

もう「ジャニーズ」としての北山さんは見れないんだ。

私が大好きだったあのハーモニーはもう聞けないんだ。

色んな考えが巡ったし、最初は全然納得いかなかった。

 

「第二の人生ってなに?!人生は一度しかないから二度もないが?!」とか、

「結局どうしたいの?何がしたいの?」とか、

浮かぶのは攻撃的な考えばかりで、自分が嫌いになりそうだった。

北山さんが決断したことを受け止められなかったら北山担として失格なのかなとか、そんなくだらないことまで考えてた。

 

けれど、北山さんはそういうオタクを包みこむように色んなところでその決断に至った考えとか、これからどんな未来を描いていきたいのか、ちゃんと言葉にしてくれた。

私は物分りのいい人間にはなれないから、正直まだよく分からない点もある。モヤモヤしているところもある。

 

けれど、私が今まで見てきた北山さんはものすごく思慮深くて、誠実で、素直だから、きっとこの言葉も嘘じゃないんだと、信じることができた。

 

 

それが、どれだけありがたかったことか。

ここまで明瞭に、正面から卒業について向き合ってくれた人はいないと思う。北山さんが卒業することを分かった状態でただひたすらに耐えるこの期間はすごく悶々ともしたけど、この期間に北山さんは最大限できる範囲で感謝を伝えてくれて、何度も説明してくれて、寄り添ってくれた。しかも、卒業するギリギリまで色んなメディアに出てくれて、堂々と「卒業」までのカウントダウンをしてくれた。だからこちらもある程度の心積りができる。

これは当たり前のことではない。と、私は思う。

きっとそれは、北山さんが今まで色んな人たちの卒業を見送ってきたからこその精一杯の誠意なのだと思う。

 

だから私は、その精一杯の誠意を受け入れたいと感じた。たぶん、まだまだ受け入れたくない人は大勢いると思う。というか、みんな受け入れる"フリ"をしているだけで、本当は淋しかったり、苦しかったり、色んな感情が駆け巡っていると思う。私もそう。こんなことを、0に近い可能性で本人が見ているかもしれない場で言うのは失礼かもしれない。けれど、いつだって推しの卒業は簡単には理解できないものだよね。私は"フリ"でもいいと思っている。フリでも時間が経てば傷は和らいでいくものだと、これまでの経験上分かっているから。

 

 

 

ただ、これだけは確信できるものがある。

 

 

私は北山宏光さんが今までも、これからも、ずっと大好きだということだ。そして、幸せであってほしいということだ。

 

 

北山さんがこれからどんな道を歩いていくのか分からない。芸能界にいるかも分からない。けれど、北山さんの選んだ道をできる限り私は理解する努力をしたいと思っているし、何より、幸せであってほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

私が今回、卒業にあたってブログを書こうと思ったのは、北山さんに対する今の気持ちに踏ん切りをつけたかったという自己満足のためと、北山さんの幸せをこれからも願っているということを伝えたかったからだ(本人が見ようが見まいが)。

 

だからこれは、いわゆる担降りブログではない。

あくまでも、「ジャニーズ」としての北山さんにお別れをするためのブログである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

31日はどうなっているかな?

きっと、キスマイに関わる色んな人が想いを馳せると思う。私もそうなる。そんな想像ができるところまで、北山さんは大きな存在になったんだなぁ。すごいなぁ。

 

 

 

 

北山宏光さん。

改めて、今までお疲れ様でした。

そして、ありがとうございました。

これからも、北山さんのことが大好きだし、誰よりも幸せでいてほしいよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、どこかで会おうね。

 

 

 

2023年8月31日